2025年第1四半期ジョージアGDP成長率9.8%増|サクスタット速報
Posted about 1 month ago by Anonymous
経済成長の概要
ジョージア(グルジア)国家統計局(საქსტატი/サクスタット)が2025年6月19日に発表した速報値によると、2025年1-3月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比9.8%増の218億ラリ(約1兆1,336億円、1ラリ=52円換算)を記録した。堅調な経済成長が続く同国にとって、2025年最初の四半期から好調なスタートを切る結果となった。
成長を牽引した主要産業
成長に大きく寄与した分野は下記の通り:
- 情報通信分野:28.6%増(前年同期比)
- 教育分野:27.7%増
- 不動産関連活動:12.9%増
- 小売・卸売業/自動車・オートバイ修理:6.1%増
- 医療・社会福祉サービス:17.9%増
特に政府管理・防衛部門が11%増、運輸・倉庫業が9.5%増、金融・保険業が8.7%増と、多角的な成長が見られた。
減少が見られた産業
一方、以下の分野でマイナス成長が確認された:
- 農業・林業・水産業:4.6%減
- 電力・ガス供給・空調関連:5.1%減
今後の発表予定
サクスタットは2025年11月14日に改定値を発表する予定。今回の速報値は景気動向を分析する上で重要な一次指標となっており、今後の数値改定にも注目が集まる。
ジョージア経済は欧州とアジアを結ぶ地理的優位性を活かし、近年7-8%台の成長率を維持。2025年に入ってもITインフラ整備や観光業の拡大が成長を支える要因となっている。ただし農業部門の減速は食料物価への影響が懸念され、政府の対応が求められる局面も見られる。
メディアソース: civil.ge