2025年ジョージア第1四半期の観光客数、ロシアからの訪問者が最多19.3%
Posted about 1 month ago by Anonymous
主要訪問国トップ3と観光動向
ジョージア国家統計局(サクスタット/Sakstat)の最新データによると、2025年第1四半期に同国を訪れた外国人観光客の19.3%をロシアからの訪問者が占めました。187,700人という最多数値で、前年同期比1.1%増となる総訪問者数130万人の約5分の1を占める結果となりました。
第2位はトルコ(16.5%)、第3位はアルメニア(13%)が続きます。観光客の年齢層では31-50歳が47.4%を占め、主力層となっていることが明らかになりました。
観光目的と人気地域
訪問目的では休暇・娯楽・レクリエーションが42.2%で最多を記録。主要訪問地として首都トビリシ(Tbilisi)が665,700人、黒海沿岸のアジャリア自治共和国(Adjara)が301,800人と、両地域で全体の約74%を占めています。
ジョージア観光の現状分析
サクスタットの報告書は、ロシアからの観光客数が継続的に首位を維持している背景として、地理的近接性とビザ免除措置を指摘。日本との比較では、成田空港からトビリシ国際空港までの直行便が週3便運航されている点が、日本人観光客のアクセス改善要因として注目されています。
観光業関係者は「多様な訪問国バランスを図りつつ、インフラ整備と文化遺産の保全を両立させる必要がある」とコメント。世界遺産のスヴェティツホヴェリ大聖堂やカズベギの聖三位一体教会など、ユネスコ登録サイトの整備が今後の課題として挙げられています。
メディアソース: civil.ge