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2024年ジョージア市民権取得者、ロシア人が66%を占める 過去10年で最多

Posted about 2 months ago by Anonymous

ロシア人取得者が過去10年で最多に

2024年にジョージア(グルジア)の市民権を取得した3,587人のうち、66%に当たる2,361人が元ロシア国籍者であることが国家統計局のデータで明らかになりました。これは過去10年間で最も高い割合を記録しており、ロシア人が継続的に最多取得者グループとなっています。

主要な国籍別内訳

2番目に多いのはドイツ人で251人が市民権を取得。以下、アメリカ合衆国(100-200人)、アルメニア、ウクライナ、イスラエルが続いています。これらの数値は、ジョージアが多様な国籍の移住者を受け入れていることを示しています。

市民権喪失者の動向

他国籍取得によりジョージア市民権を喪失したケースでは、802人がロシア国籍を選択。ギリシャ国籍を取得した200人がこれに続きます。この傾向は、歴史的・文化的なつながりが影響していると見られています。

背景と政策の変化

2023年11月には市民権取得手続きを簡素化する法改正が実施され、申請プロセスの効率化が図られました。独立行政監視機関(IDFI)の2022年報告書では、ロシア人申請者の増加傾向が既に指摘されていました。

専門家は、ウクライナ情勢を背景としたロシアからの移住増加や、ジョージアの比較的緩やかな移民政策が要因と分析。EU加盟を目指すジョージアの地政学的位置づけが、国際的な関心を集めている側面も見逃せません。

メディアソース: civil.ge

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