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米議員らがジョージア政府に民主的手続きの尊重を要請

Posted about 2 months ago by Anonymous

「民主主義の理想を守る闘い」に国際的支援

「150日連続で続く平和的デモは、ジョージア国民の自由と独立への揺るぎない決意の証だ」とする声明では、ビダン・イワニシヴィリ(Bidzina Ivanishvili)氏率いる与党「ジョージアの夢(Georgian Dream)」政権を「非合法政権」と断じています。同政権が報道の自由弾圧や野党勢力の制圧、デモ参加者の不当逮捕を続ければ「南コーカサスの安定を損ない、ロシア・中国・イランと同様の抑圧体制へと堕落する」と警告しています。

戦略的重要地で懸念高まる権威主義化

ジョージアは黒海に面した地政学的要衝で、日本の主要エネルギー輸入ルートにも関わる戦略的重要性を有します。ヘルシンキ委員会は同国を「かつての民主主義の灯」と呼びつつ、現在の政権が「ロシアの影響下にある権威主義体制」へ傾斜していると指摘。1ラリ(約52円)の経済支援を含む国際社会の関与継続を要請しています。

「無為の姿勢は数百万のジョージア国民を裏切るだけでなく、自由で繁栄する南コーカサス地域の未来を危うくする」

署名議員の顔ぶれ

声明には共和党・民主党の超党派議員が名を連ねています。主要署名者にはロジャー・ウィッカー(Roger Wicker)上院議員(共和党)、ジョー・ウィルソン(Joe Wilson)下院議員(共和党)らが含まれ、米政界の強い懸念を示しています。

現政権がEU加盟申請を進める一方で民主的基準を遵守しない姿勢は、欧米諸国との関係悪化を招いています。市民デモが長期化する中、国際社会の動向がジョージア政治の行方を左右する情勢が続きそうです。

メディアソース: civil.ge

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