米議員がシリアに要請 ジョージア占領地域の承認撤回を求める動き
Posted 3 months ago by Anonymous
米議員がシリア新政権に要請
アメリカ下院議員で米国ヘルシンキ委員会共同議長のジョー・ウィルソン氏が、シリア新政権に対し、ジョージア(グルジア)の占領地域であるアブハジア(Abkhazia)とツヒンヴァリ地域(Tskhinvali Region)の承認撤回を求める声明を発表しました。
ソーシャルメディアでの呼びかけ
ウィルソン議員はX(旧Twitter)で、2月にシリアのアサド政権外相に対し「誤った決定」の撤回を要請した経緯を説明。「この単純な一歩が、シリアの新たな道への強さと誠実さを示すことになる」と訴えました。
ジョージア野党4党の共同要請
これに先立ち1月31日、ジョージアの主要野党4党(統一国民運動、強いジョージア、ガハリア・ジョージアのため、変化のための連合)が共同で、シリア新政権のアフメド・アル・シャラア大統領代行に対し、ロシア占領下の両地域の「独立国家」承認撤回を求める書簡を送付していました。
国際社会の承認状況
アブハジアとツヒンヴァリ地域の「独立」を承認しているのは、ロシアに加えベネズエラ、ニカラグア、アサド政権下のシリアなどごく一部の国に限られています。
米シリア関係改善の動き
ウィルソン議員の要請は、米シリア関係改善の動きを背景に行われました。2025年5月14日にはトランプ米大統領がシリア暫定大統領と会談し、経済制裁解除の方針を表明しています。
ジョージア野党側は「シリアによる承認撤回が両国関係の決定的転機となる」と強調。アサド政権崩壊後の新政権に対し、国際社会の規範に沿った対応を求めています。
メディアソース: civil.ge