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ロシア占領軍がジョージア市民3人を不法拘束 EU監視ミッションが対応

Posted 3 months ago by Anonymous

国境近くで発生した拘束事件

ロシアの占領軍関係者が5月20日、ジョージア中部のゴリ市(Gori)フルヴァレティ村周辺の占領地域でジョージア市民3人を不法拘束したと、同国国家保安局(SSS)が発表しました。

現在の拘束状況

SSSの発表によると、1人は既に解放されて中央政府管理地域に戻りましたが、残る2人は依然として違法に拘留されたままとなっています。

国際社会への通報と対応

事件発生直後、SSSはEU監視ミッション(EUMM)との連携システム「ホットライン」を即座に稼動させました。ジュネーブ国際交渉の共同議長国(フランス・国連・欧州安全保障協力機構)や国際パートナーに対し、直ちに情報が共有されました。

SSSは声明で「占領線付近で発生したあらゆる破壊的行為の責任は占領軍にある」と強調。不法拘留者の早期解放に向け、全ての既存メカニズムを活用中であることを明らかにしました。

地政学的背景

ジョージアでは2008年のロシア・ジョージア戦争後、アブハジアと南オセチアの地域が事実上のロシア支配下に置かれています。占領境界線付近では、地元住民の拉致事件が度々発生しており、国際監視団の存在が重要な役割を果たしています。

EUMMは2008年10月に設立された国際監視団で、ジョージア全土の安全確保と紛争予防を目的に活動。現地スタッフが常時パトロールを行い、緊急時の通報システムを運用しています。

メディアソース: civil.ge

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