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ロシア占領軍がゴリ地区(Gori Municipality)でジョージア市民3名を拘束 国際社会に緊急通達

Posted 3 months ago by Anonymous

ロシア占領軍の関係者が5月20日、ゴリ自治体のフルヴァレティ村(Khurvaleti)近郊の占領地域で、ジョージア市民3名を違法に拘束したと、ジョージア国家保安局(SUS)が発表しました。

拘束の経緯と現在の状況

保安局の情報によると、1名は解放されてジョージア政府管理地域に戻ったものの、残る2名はロシア側の不法拘束が継続中です。拘束地点は1993年からロシアが実効支配を続ける南オセチア境界線付近に位置します。

国際的な対応メカニズム発動

事件発生直後、ジョージア政府はEU監視ミッション(EUMM)との「ホットライン」を活用。ジュネーブ国際会談の共同議長国(欧州連合・国連・OSCE)および国際パートナーへの即時通知を実施しました。

国家保安局は「占領地域および占領境界線で発生する全ての違法行為に対する責任は占領側にある」と強調。市民解放のための全外交ルートを最大限活用中であることを明らかにしています。

「不法拘束」問題の背景

境界地域での市民拘束は2012年から200件以上発生しており、ジョージア政府はこれをロシアのハイブリッド戦略の一環と指摘。日本政府も再三、領土の一体性尊重を求める声を発してきました。

注目すべきは、2025年3月26日と2月16日にも同様の拘束事件が発生していた事実。いずれも国際社会の介入で解放されていますが、緊張緩和メカニズムの限界が浮き彫りになりつつあります。

メディアソース: civil.ge

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