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ロシア、アブハジア・オチャムチレに補給基地建設へ:軍事基地計画との矛盾浮上

Posted 2 months ago by Anonymous

アブハジア(Abkhazia:ジョージア政府が分離独立地域とみなす地域)の実質指導者であるバドラ・グンバ(Badra Gunba)は、ロシアが占領下の都市オチャムチレ(Ochamchire)に黒海艦隊の補給拠点を建設すると発表しました。2023年にロシアが公表した同地への軍事基地建設計画との整合性に疑問が生じています。

計画変更の矛盾点

グンバは「軍事基地ではなく、兵站(ロジスティクス)基地としての相互協定が締結された」と強調。しかし昨年、ロシア国防省はオチャムチレに恒久的な海軍基地を設置する方針を表明しており、今回の発表と内容が食い違っています。

ジョージア政府の反応

ジョージア政府はアブハジア地域を「ロシア占領地」と位置付け、今回の動きを主権侵害と批判。地元メディアによれば、ロシアは既にオチャムチレ港の浚渫(しゅんせつ)工事に着手しており、軍艦の停泊拡大が可能になるといいます。

軍事専門家の分析

露軍の内部資料を引用したAP通信は、ロシアが建設費用の全額負担を約束したと報じました。現地住民からは「環境破壊の懸念」や「治安悪化への不安」の声も上がっています。

黒海西岸に位置するオチャムチレは戦略的要衝で、クリミア半島と並ぶロシアの軍事ロジスティクス拠点として重要性が高まっています。今後の動向が国際社会の注目を集めそうです。

メディアソース: civil.ge

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