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ドミトリー・オリソフ氏がジョージア駐在ロシア外交利益代表に新任命

Posted 2 months ago by Anonymous

首都トビリシ(Tbilisi)のスイス大使館内に設置されたロシア連邦利益代表部の新代表に、ドミトリー・オリソフ(Dmitry Olisov)氏が就任しました。同氏は2021年1月からこの職にあったドミトリー・トロフィモフ(Dmitry Trofimov)氏の後任となります。

新代表の経歴と任務

ロシア外務省の発表によると、45歳のオリソフ氏は2002年から外交官としてのキャリアを積んできました。スイス大使館を通じた外交活動の実績を評価され、今般の任命に至ったとみられます。

ロシア代表部の位置付け

ジョージアとロシアは2008年の南オセチア紛争以来、国交を断絶しています。現在、両国間の実務的な連絡窓口として、スイス大使館内に設置された利益代表部が機能しており、領事サービスや外交交渉を担当しています。

日本の読者向けの補足説明:ジョージアとロシアは、アブハジア(Abkhazia)と南オセチア(South Ossetia)の独立承認問題をめぐり対立を続けています。トビリシのロシア大使館は現在、スイス政府が施設管理を代行しています。

今後の展望

今回の人事異動が、膠着状態にある両国関係にどのような影響を与えるか注目されます。ロシア外務省は「ジョージア国民との建設的対話継続」を表明していますが、領土問題をめぐる根本的な対立の解消には至っていません。

専門家は「この人事が短期間で大きな変化をもたらす可能性は低い」と指摘する一方、新代表の着任が民間交流拡大のきっかけとなる可能性に言及する声もあります。

メディアソース: civil.ge

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