トビリシ裁判所で執行官襲撃容疑 抗議活動家が逮捕される
Posted about 1 month ago by Anonymous
事件の概要
ジョージア内務省は6月20日、公共サービス職員への暴行容疑で活動家のニノ・ダタシヴィリ(Nino Datashvili)氏を逮捕したと発表しました。事件は9日に首都トビリシ(Tbilisi)市裁判所で発生し、関係者間の緊張が高まる中で同氏が建物から強制退去された際の出来事とされています。
容疑内容と法的制裁
当局の声明によると、ダタシヴィリ氏は執行官(裁判所職員)の指示に従わなかった上、職員1人に身体的危害を加えたとされています。この容疑が立証されれば、同氏には最長7年までの懲役刑が科される可能性があります。
事件の背景
騒動は、執行官が同氏に対し抗議活動家の裁判傍聴を拒否した直後に発生しました。現場となったトビリシ市裁判所では最近、2023年春に始まった「外国代理人法」をめぐる抗議活動の参加者が相次いで起訴され、司法判断を巡る緊張が継続しています。
捜査当局の対応
内務省は記者会見で「公務執行妨害事件として刑事事件を立案した」と表明。ジョージア警察公式サイトには、執行官の法的権限を侵害したとする容疑が明確に記されています。
この事件は司法手続きへの市民参加を巡る摩擦を浮き彫りにしており、政府と市民社会の対立が法廷内外で続く現状を象徴する事例として注目を集めています。今後の裁判の行方によっては、同国の司法制度の透明性に関する議論が再燃する可能性があります。
メディアソース: civil.ge