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トビリシ裁判でチクヴァイゼ氏とパピアシヴィリ氏の審理進行 欠席問題に注目

Posted about 2 months ago by Anonymous

主要被告の不出廷が論争に

ジョージアの首都トビリシ(Tbilisi)で進行中の裁判において、イヴァネ・チクヴァイゼ(Ivane Chkhvadze)元大統領補佐官とギオルギ・パピアシヴィリ(Giorgi Papuashvili)前法務相の審理が新たな局面を迎えています。両被告が継続的に公判を欠席していることが司法プロセスへの影響に懸念を呼んでいます。

事件の背景と国際社会の反応

今回の裁判は2019年の反政府デモ鎮圧を巡る権力乱用疑惑が焦点。欧州評議会やEU(欧州連合)からは「司法の透明性確保が民主化の鍵」との声明が出されるなど、国際的な注目を集めています。ジョージア政府は「法の支配に基づく適正手続き」を強調していますが、野党勢力は政治的弾圧だと主張しています。

日・ジョージア関係への含意

日本はジョージアにとって主要な支援国の1つで、法整備支援を含むODA(政府開発援助)を実施。今回の裁判の行方は、日本が重視する「法の支配」原則への取り組みを測る指標としても注目されそうです。在トビリシ日本大使館関係者は「安定した民主制度の構築が地域安定化に重要」とコメントしています。

今後の見通し

次回公判は来週に予定されていますが、被告側弁護団は健康問題を理由に延期申請を示唆。検察側は「証拠隠滅リスク」を理由に速やかな審理継続を求めています。司法関係者は「最高裁が定めた欠席裁判のガイドラインに沿った対応が求められる」と指摘しています。

ジョージアの司法改革はEU候補国としての評価にも直結する課題。今後の裁判の行方が同国の国際的立場と国内政治の安定性に与える影響が注視されています。

メディアソース: interpressnews.ge

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