ジョージア2025年3月GDPが9%増加 主要産業がけん引
Posted about 1 month ago by Anonymous
経済成長を主導したセクター
ジョージア(საქართველო)国立統計局(サクスタット/Sakstat)が2025年4月30日に発表した暫定データによると、2025年3月の実質国内総生産(GDP)は前年同月比で9%増加しました。情報通信業界や専門技術分野が成長を牽引した一方、製造業では減少傾向が見られました。
成長率を押し上げた5大産業
特に顕著な伸びを示したセクターは:
- 情報通信(13%増)
- 専門的・科学的技術サービス(11%増)
- 金融・保険業(9.5%増)
- 運輸・倉庫業(8.7%増)
- 建設業(7.8%増)
これらの産業が合わせてGDP成長の約65%を占めることが明らかになりました。
製造業に影 第1四半期は堅調
一方、製造業部門では前年比1.2%の減少が確認されました。国際的な原材料価格の高騰が影響したと分析されています。
2025年第1四半期(1-3月)の平均成長率は9.3%に達し、政府の年間目標(7.5%予測)を上回る好調な滑出しとなりました。
持続的成長の可能性
現地経済専門家は「デジタル経済の拡大とEU候補国としての制度整備が投資を促進している」と分析。日本企業の進出が目立つ情報通信分野では、両国間の技術協力プロジェクトが近年3倍に拡大しており、今後の相乗効果が期待されています。
ジョージア中央銀行は物価安定を維持しつつ、2025年度のGDP成長率予測を8.5%に上方修正しました。観光業(GDPの17%を占める)やワイン輸出(年間320億円規模)の堅調さも経済を下支えしています。
メディアソース: civil.ge