ジョージア ギオルギ・グヴァラキゼ氏が検事総長候補に指名、議会承認手続きへ
Posted about 2 months ago by Anonymous
ジョージア(グルジア)の検察評議会は6月17日、ギオルギ・グヴァラキゼ氏(Giorgi Gvarakidze)を次期検事総長候補に指名しました。同氏の任命案は与党「ジョージアの夢」が多数を占める議会で承認手続きに入ります。
前任者問題から生じたポスト空席
検事総長職は前検事総長のギオルギ・ガビタシヴィリ氏(Giorgi Gabitashvili)が、イギリスとエストニアから制裁対象に指定された後、6月4日に国家監査庁長官(General Auditor)候補に指名され、11日に正式就任したことで空席となっていました。国家監査庁は政府機関の財政監査を司る独立機関です。
グヴァラキゼ氏の経歴
グヴァラキゼ氏は2003年から検察機関で勤務し、2024-2025年には特別捜査局特別事件捜査部副部長を務めた実績を持ちます。20年以上にわたる検察経験を評価され、今回はトップ候補に選出されました。
今回の人事は欧米諸国から制裁を受けた前任者の後任選出という政治的配慮も含まれると見られ、議会承認プロセスでは与野党間で激しい議論が予想されます。新検事総長の人事が国際社会からの信頼回復に繋がるかが注目される中、今後の議会審議の行方が国内外から注視されています。
メディアソース: civil.ge