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ジョージア首相 米国との関係を「積極的否定」と批判 高官制裁に反発

Posted 3 months ago by Anonymous

コバヒゼ首相が米国政府を強く非難

ジョージア(Georgia)のイラクリ・コバヒゼ(Irakli Kobakhidze)首相は5月14日、米国との現在の関係を「積極的否定」と表現し、「中立状態ではない」と批判した。米国が「ジョージアの夢」党幹部に課した制裁措置への反発が背景にある。

トランプ元大統領への期待と「ディープ・ステート」批判

コバヒゼ首相はテレビ番組で、米国の「ディープ・ステート(国家深層部)」とトランプ元大統領陣営の対立に言及。「米国政府内の権力闘争の結果次第で両国関係が決まる」と述べ、トランプ氏の勝利に期待を示した。同時に、米下院で可決されたMEGOBARI法案(ジョージア政府高官への追加制裁を含む)について「法案作成に関わった議員をKGBのエージェントに例える」など激しい非難を展開した。

西側支援機関への厳しい批判

首相は米国国際開発庁(USAID)や国家民主主義基金(NED)を「ソ連KGBさえ行わなかったような憎悪の種まき」を行っていると非難。「90年代以降で最も多くの社会的分断を引き起こしている」と主張し、宗教団体への攻撃を助長していると批判した。

欧州への不信感と国内政治への影響

欧州諸国については「国家的アイデンティティを失っている」と指摘。10月に予定される地方選挙では野党の選挙ボイコットが予想されるが、「過激派野党が参加しても影響は限定的」と述べ、政権の優位性を強調した。

日ジョージア関係への言及

(注:原文に日本関連の記述はないため、該当部分は省略)

今後の展望

コバヒゼ首相は「米国が応答しない場合、関係改善は困難になる」と警告。1ラリ(約52円)の経済的安定を維持しつつ、「いかなるシナリオでも国益を守る」と述べ、強硬姿勢を崩さない考えを示した。

メディアソース: civil.ge

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