ジョージア首相コバヒゼがハンガリー訪問、オルバン首相と会談｜夢の党代表団

ジョージア政府代表団、ハンガリーを公式訪問

ジョージア（グルジア）の与党「夢の党（ქართული ოცნების／Georgian Dream）」政府代表団が6月11日から12日にかけてハンガリーを公式訪問しました。ヴィクトル・オルバン（Viktor Orbán）首相は首都ブダペストでイラクリ・コバヒゼ（ირაკლი კობახიძე／Irakli Kobakhidze）首相率いる代表団を迎え、両国間の協力強化について協議しました。

2日間にわたる高官会談

訪問期間中、コバヒゼ首相をはじめとする閣僚陣はハンガリーの複数の高官と会談。ジョージア・ハンガリー政府間委員会の会合も開催され、経済連携や人的交流促進などが話し合われました。

オルバン首相との7回目の対面

2023年10月の物議を醸した議会選挙以降、両首相の会談は今回で7回目を数えます。わずか2週間前にはブダペストで開催された保守派政治行動会議でコバヒゼ首相が演説し、その際にもオルバン首相との会談が実現していました。

欧州で孤立する夢の党政権

オルバン首相は、欧州のリーダーの中で数少ない夢の党政権の正統性を認める人物です。EU諸国の大半は2023年総選挙を「民主的手続きに疑問」として非難し、抗議デモの弾圧や欧州統合路線からの逸脱を理由に同政権との距離を置いています。

ジョージア政府はロシアとの関係改善を進める一方、2024年3月にEU加盟候補国ステータスを獲得。ハンガリーはEU内で親露派とされる数少ない国として、ジョージアの地政学的バランシングに重要な役割を果たしています。

メディアソース: civil.ge