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ジョージア議会が野党調査委員会の任期延長 指導者に保証金処分

Posted 2 months ago by Anonymous

2023年5月27日、与党「ジョージアの夢(Georgian Dream)」が主導する議会は、野党「統一国民運動(National Movement)」政権時代の活動を調査する暫定調査委員会の任期を7月5日まで延長する決定を採択しました。

調査期間の拡大と委員会の役割

議会決定文書には「2025年5月23日時点での活動中間報告を審議した上で、暫定調査委員会の権限を2025年6月5日から1か月間延長する」と明記されています。

この委員会は2023年2月5日に発足し、元与党「国民運動」政権時代(2003-2012年)の不正行為の調査を目的としていました。4月14日の改正により、調査対象期間が2003年から現在までに拡大されています。委員会の議長には「ジョージアの夢」政権の元司法大臣、テア・ツルキアニャ(Tea Tsulukiani)氏が就任しています。

野党指導者に対する罰則措置

元首相のギオルギー・ガハリア(Giorgi Gakharia)氏を除く野党指導者全員が、委員会への出頭拒否を理由に保証金処分を受けました。処分を無視した元国防相イラクリ・オクルアシヴィリ(Irakli Okruashvili)氏と「自由党(Girchi)」指導者ズラブ・ジャパリゼ(Zurab Japaridze)氏は既に拘束されています。

ジョージアの法律では、委員会への不出頭は最大1年の拘束刑または保証金(平均的給与の100倍相当/約52万円)が科されます。今回の措置は野党勢力への圧力と見る向きもあり、国内の政治緊張が高まっています。

メディアソース: civil.ge

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