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ジョージア活動家マテ・デヴィゼ、警察官襲撃で4年半の刑判決 裁判で混乱発生

Posted about 2 months ago by Anonymous

トビリシ裁判所が厳しい判決

トビリシ(Tbilisi)市裁判所のニノ・ガルスタシュヴィリ判事は21歳の活動家マテ・デヴィゼ(Maate Devidze)に対し、自由剥奪刑4年6か月を言い渡しました。デヴィゼは2023年11月19日未明の抗議活動鎮圧時、警察官への暴行容疑で起訴されていました。

判決言い渡し時の混乱

判決が下された裁判所では緊張が高まり、デヴィゼを支持する人々が警備員により法廷外へ強制退去される事態が発生しました。この様子にはジョージアのサロメ・ズラビシュヴィリ(Salome Zurabishvili)大統領も目撃者として出席していました。

判決の法的根拠

7か月間の勾留を経て有罪判決を受けたデヴィゼに対する起訴根拠は、ジョージア刑法第353条第1項に基づくもので、職務執行中の警察官への暴力行為が適用されました。同条文は公務員への攻撃行為を厳格に処罰する規定です。

ジョージアでは近年、政府批判デモが頻発しており、当局の対応と司法判断が国際的な注目を集めています。今回の判決はそうした社会情勢を背景に下されたものとみられ、今後の抗議活動への影響が懸念されています。

判決後のデヴィゼ支持者らは「政治的弾圧」だと抗議しており、人権団体からも量刑の重さに対する疑問の声が上がっています。一方、捜査当局は「法の適正な執行」と強調しています。

メディアソース: civil.ge

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