ジョージア活動家が与党旗焼却で10日拘束、政府批判の抗議行動に注目
Posted about 2 months ago by Anonymous
反政府抗議活動家に10日間の拘束刑
トビリシ(Tbilisi)市裁判所は8月14日、ウチャ・ケマシュヴィリ(Ucha Kemashvili)活動家に対し、警察官の命令不服従を理由に10日間の行政勾留を科す判決を下しました。しかし本人や支援者らは、この処分が与党「ジョージアの夢」の党旗焼却行為に対する報復であると主張しています。
議会前での象徴的な抗議行動
ケマシュヴィリ氏は8月12日、国会議事堂前で行われた抗議デモの最中、与党の旗を燃やすパフォーマンスを実施。ソーシャルメディアに投稿された映像では、炎上する旗の前で拳を上げる姿が鮮明に記録されています。
当局と活動家の見解の相違
司法当局は行政違反法第173条(公務員の正当な命令不服従)を適用したと説明する一方、ケマシュヴィリ氏は「政権批判を封じる政治的弾圧」と反論。同氏は「自由のための笛」と書かれたホイッスルを市民に配布するなど、反政府運動の象徴的存在として知られています。
高まる抗議活動の波
ジョージアでは近年、EU加盟プロセスの遅延やメディア統制強化をめぐり、若者を中心に抗議行動が活発化。今回の判決を受けてSNSでは#FreeUchaのハッシュタグがトレンド入りし、国際人権団体も事態を注視しています。
地元の弁護士によると、行政勾留は最大15日間の身柄拘束が可能な簡易手続きで、司法の透明性が問われるケースが少なくないとの指摘も。今回の判決が今後の抗議動向に与える影響が注目されます。
メディアソース: civil.ge