ジョージア市民拘束問題解決 EU監視団関与でロシア占領軍が解放
Posted 18 days ago by Anonymous
ジョージア国家保安局は5月27日、ロシア占領軍によって違法拘束されていた市民ギオルギ・ボロタシュヴィリ(Giorgi Bolotashvili)が解放され、政府管理地域に戻ったことを発表した。
拘束状況と解放までの経緯
ボロタシュヴィリ氏はゴリ(Gori)市近郊のフルヴァレティ(Khurvaleti)村付近の占領地域で拘束されていた。5月20日には同様に拘束された3人の市民のうち1人が即時解放されたが、今回の解放で残る拘束者は1人となった。
EUモニタリングミッション(EUMM)が運用する「ホットライン」メカニズムが活用され、ジョージア中央当局の対応と相まって早期解決が実現。国家保安局は声明で「占領地域での違法拘束事例に対し、政府は全外交手段を尽くして対応を続ける」と強調した。
ジョージア政府の対応
ジョージア政府はロシアの実効支配地域での市民拘束問題に対し、EUをはじめとする国際機関との連携を強化。国境管理が困難な「管理境界線」付近では、毎月平均2件の拘束事案が発生している状況だ。
関係者は「国際社会の監視体制が抑止力として機能している」と評価する一方、地元メディアは「境界線を越える市民の安全確保が課題」と指摘。2025年に入り、類似事案の解決事例が3例積み重なる中、ジョージア政府の外交努力が注目を集めている。
メディアソース: civil.ge