ジョージア外相とUNDP地域局長が持続可能な開発で協力強化
Posted 16 days ago by Anonymous
地域連結性とインフラ支援が焦点に
会談では「中央回廊(ミドル・コリドー)」プロジェクトの進展が話題に上った。ボチョリシュヴィリ外相は、ユーラシア地域の経済回廊強化におけるジョージアの戦略的位置付けを説明。UNDPが同国で進めるインフラ整備支援が地域経済統合に与える影響に言及した。
懸念される占領地域の人道状況
ロシアに占領されたアブハジア(Abkhazia)・ツヒンヴァリ(Tskhinvali)地域の現状についても議論が交わされた。ジョージア政府は国際機関に対し、分離地域での人道支援活動拡充を要請。UNDP側は持続可能な平和構築に向けた支援継続を約束した。
「外国影響力法案」を巡る緊張
UNDPは2023年の「外国影響力透明性法案」再提出に際し、市民社会組織の活動制限懸念を表明している。同法案はNGOの資金源開示を義務付けるもので、欧米諸国から民主主義後退の兆候と批判されている。ジヴコヴィッチ局長は会談で、市民社会との建設的対話の重要性を改めて強調した模様だ。
今後の協働課題と展望
ジョージア政府は国連加盟機関との連携強化を通じ、EU候補国としての改革継続をアピール。UNDP側は気候変動対策やデジタル化推進分野での協働拡大に関心を示した。2024年3月には国連常駐調整官が同国外務省を訪問するなど、国際機関との調整が活発化している。
メディアソース: civil.ge