ジョージア国防相が国連平和維持ミッション会合に出席 ベルリンで国際協力議論

チコヴァニ副首相兼国防相がドイツで演説

ジョージア（グルジア）のイラクリ・チコヴァニ（Irakli Chikovani）副首相兼国防相が5月13日、ドイツ・ベルリンで開催された国連平和維持ミッション閣僚会合に参加しました。招待したのはドイツのボリス・ピストリウス（Boris Pistorius）国防相で、両国の緊密な協力関係が示される形となりました。

平和維持活動の改革を提言

チコヴァニ氏は「平和維持ミッションの改革：より効果的で安全な平和維持活動」をテーマにしたパネル討論で演説。国連平和維持活動の重要性を強調するとともに、新たなイニシアティブや課題解決の道筋について議論しました。

ジョージア国防省の発表によると、「同氏はジョージアが国際関係における責任ある主体として、長年にわたり国連だけでなくNATOやEUのミッションにも積極的に参加してきた実績を指摘」したと伝えられています。

国際社会が集結する会合の意義

今回の閣僚会合には112カ国の国防・外務大臣に加え、国連、EU、NATO、OSCE（欧州安全保障協力機構）、赤十字国際委員会の高官が参加。2016年に始まったこの会合は2年ごとに開催され、国連平和維持活動への参加準備や貢献方法について協議する場となっています。

ジョージアは2000年代初頭から国際平和維持活動に継続的に参加しており、アフガニスタンや中央アフリカ共和国などでの活動実績を有しています。今回の参加は、同国が「責任ある国際的パートナー」としての立場を強化する機会となりました。

メディアソース: civil.ge