ジョージア国家保安局、イスラム国関与の外国人を拘束 爆発物専門家の身柄確保
Posted about 1 month ago by Anonymous
ルスタヴィ市で国際手配の重要人物を逮捕
ジョージア国家保安局(SSS)は5月2日、首都トビリシ近郊のルスタヴィ市(Rustavi)で、国際刑事警察機構(インターポール)の赤手配書に基づき外国人男性1名を拘束したと発表しました。同人物はテロ組織「イスラム国(ISIS)」との関与が疑われています。
爆発物専門家としてISISに参加か
SSSの調査によると、被疑者は2014年に中東へ渡航し、ISISに加入。爆発物処理の高度な専門技術を有し、同組織内で「特に重要な活動」を指揮していたとされます。自宅からは電子機器を含む物的証拠が押収され、現在詳細な分析が進められています。
国際協力でテロ対策強化
今回の逮捕は外国政府の要請を受けて実施され、ジョージアが国際的なテロ対策ネットワークで重要な役割を果たしていることを示しました。SSSは「国内外の治安機関との連携を強化し、テロリズムの脅威に対処する」とコメントしています。
ジョージアのテロ対策最前線
ジョージアでは近年、ISIS関連の摘発が相次いでいます。2023年には同組織との関与で計8名が逮捕され、2024年にも複数の作戦が実施されました。黒海とカスピ海を結ぶ地政学的要衝に位置する同国は、欧州と中東を結ぶテロ組織の経由地として警戒が続いています。
日本との関係では、ジョージアが2015年に導入したビザ免除措置が治安面での課題として指摘される中、今回の摘発は国際協調によるセキュリティ対策の重要性を再認識させる事例となりました。SSSは被疑者の国籍や詳細な活動内容について、今後の捜査の進展次第で情報を公開するとしています。
メディアソース: civil.ge