ジョージア国家保安局、イスラム国関与の外国人を拘束 爆発物専門家の役割か
Posted about 1 month ago by Anonymous
イスラム国メンバーを拘束 ジョージアの治安当局が迅速対応
ジョージア(Georgia)の国家保安局(SSS)は5月2日、首都トビリシ近郊の都市ルスタヴィ(Rustavi)で、国際刑事警察機構(インターポール)の国際手配を受けていた外国人男性1名を拘束したと発表しました。同人物は過激派組織「イスラム国(ISIS)」への関与が疑われています。
中東での活動歴と専門技能
当局の調査によると、被疑者は2014年に中東地域へ渡航後、イスラム国のメンバーとして活動を開始。爆発物の製造・使用に関する高度な専門知識を有しており、組織内で「特に重要な任務」を担当していたとされています。住居からは電子機器を含む証拠品が押収され、現在詳細な分析が進められています。
国際協力とテロ対策の強化
今回の逮捕は外国政府の要請を受けて実施されたもので、ジョージアが国際的なテロ対策ネットワークに積極的に貢献していることを示す事例となりました。国家保安局は声明で「国内外の安全を守るため、あらゆるテロリスクに対処する」と強調しています。
日本人観光客への影響と安全対策
ジョージア政府観光局の統計によると、2023年に同国を訪れた日本人旅行者は前年比35%増の2万8千人に達しています。今回の事件を受け、在ジョージア日本国大使館は公式サイトで渡航情報の確認と繁華街での警戒心保持を呼びかけました。現地の主要観光地では警察の警戒が強化されており、通常の観光活動に支障はないとされています。
ジョージアと日本は2015年に戦略的パートナーシップ協定を締結して以来、治安・防衛分野での協力を強化。今回の摘発は、両国が共有する「自由で開かれた国際秩序」を守る取り組みの一環として注目されます。
メディアソース: civil.ge