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ジョージア国家保安局、イスラム国関与の外国人を拘束 爆発物専門家として活動か

Posted 3 months ago by Anonymous

ラストヴィ(Rustavi)での外国人拘束

ジョージア国家保安局(SUS)は5月2日、首都トビリシ郊外の都市ラストヴィ(Rustavi)において、国際刑事警察機構(インターポール)の手配書に基づき、ある外国人を拘束したと発表しました。同局のフェイスブック公式アカウントによると、この逮捕は外国当局の要請を受けて実行されました。

イスラム国での活動歴判明

捜査の結果、被疑者は2014年に中東地域へ渡航後、過激派組織「イスラム国(IS)」に加わっていたことが判明。爆発物の専門家としての高い技能を持ち、「テロ組織内で特に重要な活動を指揮していた」とされます。家宅捜索では電子機器を含む重要証拠が押収され、現在詳細な分析が進められています。

国際協力によるテロ対策

今回の逮捕はジョージア当局が国際テロ組織への参加者対策を強化していることを示しています。SUSは「国家の安全保障におけるあらゆる脅威に対し厳正に対処する」とコメント。被疑者の国籍や氏名は国際捜査に影響を与える可能性があるため、現時点で非公開とされています。

ジョージアのテロ対策実績

ジョージア政府は近年、中東からの帰還者を含む過激派対策に注力。2023年にはISとの関係が疑われる自国民6人を一斉逮捕するなど、国際社会のテロ防止枠組みに積極的に協力しています。今回の事例も、同国が欧米諸国と連携した多国間治安維持活動の一環と見られます。

専門家は「黒海に面するジョージアの地政学的重要性が、欧州連合(EU)加盟を目指す同国の治安対策評価を左右する」と指摘。日本を含む国際社会にとって、ジョージアの安定はユーラシア地域全体の安全保障において重要な役割を果たしています。

メディアソース: civil.ge

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