ジョージア元経済省次官ロメオ・ミカウタゼ氏 汚職容疑で逮捕 懲役12年の可能性
Posted about 1 month ago by Anonymous
ジョージア(グルジア)国家保安庁(SUS)は、経済省元次官のロメオ・ミカウタゼ(Romeo Mikautadze)氏をマネーロンダリング(資金洗浄)と公職権限乱用の容疑で逮捕しました。同氏には9~12年の禁錮刑が適用される可能性があります。
エネルギー分野で不正な利益供与か
SUSが6月21日に発表した声明によると、ミカウタゼ氏は「職権の影響力や人脈、経験を私利追求に利用」。エネルギー分野で特定の個人に対し「不当な優遇措置を提供」したとされます。「代償として水力発電所関連企業の株式を受け取り、名義人を通じて実質的に所有していた」と指摘しています。
ジャーナリズム調査で発覚した疑惑
複数のメディア調査では過去、ミカウタゼ氏がエリート層の汚職スキームに関与していた事実が判明していました。ある報道によると、同氏は600,000ラリ(約3,120万円)相当の財産を不正に取得した疑いが浮上しています。
法的措置の行方
ミカウタゼ氏の弁護士団は現時点でコメントを控えています。SUSは刑事事件番号168条(公務員による権限濫用)と194条(資金洗浄)に基づき捜査を継続中です。政財界に衝撃が走る中、ジョージア政府は「汚職撲滅に向けた決意」を改めて強調しています。
※ジョージアの刑事法では、公務員による重犯罪の場合、懲役刑に加え没収や公職追放などの追加処分が科される可能性があります
メディアソース: civil.ge