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ジョージア人戦闘員22歳がウクライナ戦線で死亡 爆破装置で攻撃か

Posted about 2 months ago by Anonymous

訓練基地で発生した爆発事故

ウクライナ戦線で戦っていた22歳のジョージア人戦闘員デメトレ・ダルチア(Demetre Darchia)が死亡した。ジョージア(グルジア)外務省が6月12日、市民団体「サモカラケティ・サカルトヴェロ(სამოქალაქო საქართველო、市民的ジョージア)」への回答で事実を確認した。

ジョージア国民軍団が声明発表

現地で活動するジョージア国民軍団(Georgian National Legion)は、ダルチア氏が「基地に持ち込まれた未確認の爆破装置」の爆発により死亡したと発表。マムカ・マムラシヴィリ(Mamuka Mamulashvili)司令官はラジオ・タヴィスプリベバ(Radio Tavisupleba)に対し、「キエフ(キーウ)の訓練施設で発生した。爆発物は通常保管していない場所だった」と説明した。

攻撃の背景

マムラシヴィリ司令官は「第三者から渡された箱を開封した際に起きた可能性が高い」と指摘。現場には他に戦闘員がおらず、「破壊工作活動(ディヴェルジョン)だと確信している」と述べた。

ジョージア人戦闘員の犠牲者数

非公式統計によると、2022年2月24日のロシア侵攻開始以降、ウクライナで戦ったジョージア人戦闘員の戦死者は67人に達した。ジョージア政府はロシア寄りの姿勢をとっているが、多くの市民がウクライナへの志願兵として参加している。

現地情勢の深刻さ

今回の事件は前線以外での攻撃の危険性を浮き彫りにした。マムラシヴィリ司令官は「戦闘地域外でも防衛体制の強化が必要だ」と警鐘を鳴らしている。

日本人読者への解説

ジョージアは2008年にロシアと南オセチア紛争を経験しており、ウクライナ支援に共感する市民が多い。1ラリ=約52円の為替レートで、同国からの人的支援が継続している状況が伺える。

メディアソース: civil.ge

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