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ジョージア人容疑者が憎悪犯罪計画で米国に移送 モルドバ経由での捜査展開

Posted 2 months ago by Anonymous

容疑者逮捕と起訴内容

ミヘイル・チヒクヴィシヴィリ(Mikheil Chkikvishvili)容疑者(21)が、モルドバ共和国の首都キシナウ(Chisinau)から米国ニューヨークに移送されました。同容疑者は2023年7月にモルドバ当局により身柄を拘束され、ユダヤ人コミュニティや人種的少数派に対する暴力煽動など4つの罪名で起訴されています。

計画の詳細と思想的背景

米司法省によると、チヒクヴィシヴィリ容疑者は「指揮官カサブ(Commander Kasab)」の通称で知られる過激思想グループ「白人至上主義狂信者殺人教団」を主導。2011年にノルウェーで77名を殺害したネオナリスト、アンネシュ・ブレイヴィク(Anders Behring Breivik)の犯行を上回る大規模テロを計画していました。

具体的な計画として、新年の祝賀行事で子ども向けに配布される菓子への毒物混入が検討されており、人種差別を動機とした無差別攻撃を企てていたと指摘されています。

国際捜査の展開

米司法省は「同容疑者の呼びかけが国際的な暴力事件を引き起こしている」と強調。過激主義思想に基づくオンライン活動が、複数国で実際のテロ行為につながった事例があると報告しています。今回の移送は米司法当局とモルドバ警察の国際協力により実現しました。

事件の波及的影響

ジョージア国内では、ロシア系過激派との関連が指摘される極右グループの動向に注目が集まっています。昨今の地政学的緊張が若年層の過激化を招いているとの専門家分析もあり、政府はテロ防止法の強化を検討中です。

日本在住のジョージア人コミュニティ関係者は「祖国の若者が国際事件に巻き込まれる事態は遺憾。早期の真相解明を望む」とコメントしています。

メディアソース: civil.ge

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