ジョージア人兄弟がロシア占領下から解放 不法拘束の経緯と現状
Posted about 2 months ago by Anonymous
解放までの経緯と当局の発表
6月6日、ジョージア国家保安局はロシア占領軍による不法拘束を受けていたテナゼ兄弟(Tariel and Leonide Tenadze)が解放され、政府管理地域に移送されたと発表しました。兄弟はゴリ市(Gori)郊外のフラヴィスマニス村(Flavismanis)付近の占領地域で拘束されていました。
3月の集団拘束事件との関連性
事件は3月11日、同地域でジョージア人3人が拘束されたことで始まりました。このうち1人は速やかに解放されたものの、テナゼ兄弟は約3ヶ月間にわたり不当な拘置を強いられていました。国家保安局は「国際規範に反する違法な拘束行為」としてロシア側を非難しています。
地政学的背景と現状
問題の発生地域は南オセチア紛争後にロシアが実効支配する地域。ジョージア政府は「占領地域周辺での恣意的な拘束が頻発している」と指摘し、国際社会に監視強化を求めています。現在、兄弟の健康状態を確認するため医師チームが派遣されています。
ジョージア政府はロシア占領当局に対し、同様の「国家主権侵害行為」の即時停止を強く要求。EU監視ミッション(EUMM)も事態を注視しており、人道的な対応を呼び掛けています。
メディアソース: civil.ge