ジョージア・ハンガリー首相が7度目の会談 政府間会合で連携強化
Posted about 5 hours ago by Anonymous
両国首相の頻繁な会談が示す緊密な関係
ジョージア(グルジア)の「ジョージアの夢」政権代表団が6月11-12日、ハンガリー公式訪問を実施しました。ハンガリーのヴィクトール・オルバン(Viktor Orbán)首相は首相官邸で、イラクリ・コバヒゼ(Irakli Kobakhidze)首相率いる代表団を迎えました。2日間にわたる日程では、両国の閣僚級会談とジョージア・ハンガリー政府間委員会が開催されています。
政権交代後7度目の首脳会談
2024年10月のジョージア議会選挙後、オルバン首相とコバヒゼ首相の会談はこれで7回目となります。前回はわずか2週間前の5月下旬、ブダペスト(Budapest)で開催された保守系政治活動会議での会談でした。コバヒゼ首相は同会議で基調講演を行い、両国の保守的価値観の共有を強調しています。
西側諸国との関係に映る溝
オルバン首相は現在、ジョージアの夢政権を正式に承認し協力関係を継続する数少ない西側指導者の一人です。EU諸国を中心とした国際社会の多くは、同政権に対して以下の懸念を表明し関係を冷却化させています:
- 2024年総選挙の問題指摘
- EU加盟を目指す改革プロセスの遅滞
- 抗議活動への過剰な対応
政府間委員会での具体的成果
今回の訪問では、経済協力・エネルギー・運輸分野で15件の合意文書に署名されました。ハンガリーは2030年までに二国間貿易額5億ユーロ(約780億円)達成を目標に掲げ、インフラ投資拡大を約束しています。ジョージア側は農産物輸出入の促進に向けた税制優遇策を打ち出しました。
文化的交流促進策として、首都トビリシ(Tbilisi)でのハンガリー文化週間開催や、相互の学生交換プログラム拡充も発表されました。両首脳は「価値観を共有する戦略的パートナーシップ」の強化を改めて確認しています。
メディアソース: civil.ge