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ジョージア・チアトゥーラ(Tkibuli)で抗議活動中に4人拘束 鉱山労働者デモ

Posted 3 months ago by Anonymous

ジョージア西部のチアトゥーラ(Tkibuli)で9月14日、鉱山労働者を支援する市民デモが行われた際、警察が4人を拘束しました。抗議参加者は政府が労働環境改善を約束した「ジョージア労働者保護基金」の廃止法案に反対しています。

市民デモと衝突の経緯

現地時間午後3時頃、弾力あるジョージア(Lelo for Georgia)党のイラクリ・ゲデリアニ(Irakli Gedia)議員が演説中に警官隊と衝突。3人の党職員と1人のジャーナリストが連行されました。警察は「公共秩序違反」を理由に挙げていますが、参加者は「民主的な抗議活動を抑圧するものだ」と批判しています。

法案を巡る対立点

問題の基金は2019年、労働安全法違反企業への罰金で運営される制度として創設。政府側は「深刻な財政赤字を引き起こしている」として廃止を主張しますが、野党は「労働者の権利をないがしろにする動き」と強く反発。与党「ジョージアの夢」との政治決着が困難な状況が続いています。

抗議活動が継続する背景

チアトゥーラでは深刻な鉱山事故が多発しており、2018年には坑内火災で6人が死亡。2023年4月には炭鉱崩落事故で2人の行方不明者が出ています。地元住民は「危険な労働環境の改善こそ優先すべき」と主張し、日本と同様に職場安全への関心が高まっている状況が浮き彫りになりました。

現地メディアによると、抗議活動は今後も継続される見通しです。ジョージア政府と野党の対立が深まる中、労働者の安全を巡る議論が国内外から注目を集めています。

メディアソース: interpressnews.ge

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