← Back to all articles

ジョージア・イワニシビリ氏 米国大使会談拒否の理由を制裁と「脅迫」に言及

Posted 16 days ago by Anonymous

米国大使会談を拒否した背景

ジョージアの与党「ジョージアの夢(ქართული ოცნების)」の名誉党首ビジナ・イワニシビリ(Bidzina Ivanishvili)氏が、米国大使との会談拒否理由として米国による制裁措置と個人的な「コンプレックス」を挙げた。5月28日に米国大使館が出した声明に対し、イワニシビリ氏は独自の見解を発表した。

制裁が招いた「コンプレックス」の影響

イワニシビリ氏は過去のインタビューで述べた内容を再び強調。「バイデン政権による公式・非公式の制裁が心理的負担を生み、国家の意思決定に私的利害が影響する懸念がある」と指摘。自身とチーム、国民全体がこの状況を重く受け止めていると語った。

「たとえ合意が双方に利益ある場合でも、私利が国家の決定に影響しているという疑念は消えません。これは私個人だけでなく、組織全体の課題です」

制裁対象資金の行方と米国側の対応

スイスの銀行ジュリアス・ベアが保有する制裁対象資金(約26億円相当)の扱いを巡り、米国側に解決案を提示したものの返答なし。イワニシビリ氏は「制裁解除への真摯な姿勢を示したが、米国側は脅迫しか関心がない」と非難した。

代替案提案と米国の思考様式

イワニシビリ氏は制裁対象外のイラクリ・コバヒゼ(Irakli Kobakhidze)首相との会談を提案したが、米側は拒否。これを受け「米国が個人への心理的圧力を外交ツールと見なしていることが明らかになった」と批判した。ジョージアの夢幹部は「重要決定は常にチームで行われ、個人優位ではない」と反論した。

関係再構築への希望

両国関係の再出発を提案したイワニシビリ氏は「戦略的パートナーシップの刷新」に期待を示すと共に「ジョージア政府は米国との建設的対話に常に開かれている」と述べ、米国側の前向きな対応を促した。

(通貨換算:1ラリ=52円で計算)

メディアソース: civil.ge

そのほかの記事

ジョージア人活動家テムル・カタマーゼ トルコから追放 バトゥミの旗手の強制送還

トルコ在住のジョージア系活動家テムル・カタマーゼ(Temur Katamadze)氏(57)が6月11日、同国から追放された。カタマーゼ氏はバトゥミ(Batumi)の抗議活動で常にジョージア国旗を掲げ… ...

ジョージア地方選支援の英国助成金中止 新法による手続き不透明さが原因

英国大使館は、ジョージア(グルジア)で10月に予定されている地方選挙の透明性と公正性を支援する予定だった助成金プログラムの中止を発表した。2023年3月に改正された「外国影響力法」に伴う手続き上の不透… ...

ジョージア裁判所での活動家暴行容疑 司法警察が捜査着手

司法警察が暴行事案を捜査 ジョージア(Georgia)内務省は6月11日、人権活動家ニノ・ダタシヴィリ(Nino Dattashvili)に対し、首都ティビリシ(Tbilisi)地方裁判所での警備員暴… ...
← Back to all articles
🇬🇪 ジョージア ニュース

ジョージア(旧グルジア)の最新ニュースを日本語でお届け

ジョージア国情報ジョージアの歴史ジョージアの政治ジョージアの経済ジョージアの文化

© 2025 ジョージア🇬🇪ニュース