ジョージアの夢代表団がハンガリー訪問 コバヒゼ首相とオルバン首相が会談
Posted about 2 months ago by Anonymous
ジョージア・ハンガリー間の首脳会談開催
ジョージア(グルジア)与党「ジョージアの夢」の政府代表団が6月11・12日の両日、ハンガリーを公式訪問しました。ヴィクトル・オルバン(Viktor Orbán)ハンガリー首相は代表団を迎え、イラクリ・コバヒゼ(Irakli Kobakhidze)首相らと会談を実施。2日間にわたり両国の閣僚級協議が行われ、ジョージア・ハンガリー政府間委員会の会合も開催されました。
首脳間の密度高い対話継続
2024年10月の議会選挙論争を経て、オルバン首相とコバヒゼ首相の会談はこれで7回目。わずか2週間前にはブダペストで開催された保守政治行動会議でコバヒゼ首相が演説し、両首脳は既に接触を重ねていました。
欧州諸国との関係にみる孤立化懸念
オルバン首相は欧米諸国の中で数少ないジョージア現政権の協力パートナーです。他方、EU加盟国を中心とする西側諸国の多くは、2024年選挙の公正性への疑問や欧州統合路線からの後退、抗議活動への過剰な対応を理由に「ジョージアの夢」政権との関係を制限しています。
地政学的バランスの行方
ジョージア政府が進める多面的外交政策の一環として、ハンガリーとの関係強化が注目されています。ロシアに近い立場を取るオルバン政権との接近は、欧米からの批判を受けつつも、ジョージアが東西バランスを模索する戦略の現れと分析されています。
今回の訪問では、経済協力やエネルギー分野の提携拡大が協議され、両国間の年間貿易額(現状約1億2,000万ラリ/約62億円)の増加目標が設定されました。今後の外交動向がジョージアのEU加盟プロセスに与える影響が注目されます。
メディアソース: civil.ge