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ジョージアのジャーナリストがムジア・アマグロベリ釈放要求 言論の自由を巡る抗議活動開始

Posted 2 months ago by Anonymous

新たな運動の立ち上げ

複数のメディア関係者が、オンラインニュースサイト「バトゥメレビ/ネトガゼティ」の創設者であるムジア・アマグロベリ(Mzia Amaglobeli)氏の釈放を求める新たな抗議運動を開始した。アマグロベリ氏は2025年1月から勾留され、4年から7年の禁錮刑に直面している。

複数メディアが共同放送

公共放送を解雇されたばかりのニノ・ザウタシュヴィリ(Nino Zautashvili)記者は5月27日、野党系3テレビ局(TVピルヴェリ(Tv Pirveli)、フォルムラ(Formula)、カフカシア(Kavkasia))の共同生放送で声明を発表。「アマグロベリ氏は良心の囚人であり、『ジョージアン・ドリーム』政権による言論弾圧の犠牲者だ」と訴えた。

国際社会への訴え

同日の長時間特番には主要メディアのジャーナリストらが参加。アマグロベリ氏への追及を「表現の自由への攻撃」と非難した。ザウタシュヴィリ氏は「彼女の逮捕はジャーナリズム活動への報復だ」と強調し、国内外のあらゆる手段を通じた解放運動を展開する方針を明らかにした。

今後の活動計画

オンラインメディア「ムティス・アンビエビ(Mteli Ambebi)」の編集長ゲラ・ムティヴリシュヴィリ(Gela Mtivlishvili)氏は、釈放を求めるキャンペーンや抗議行動を具体化する意向を示した。運動関係者は「ジャーナリストの不当拘束を容認しない」として、国内外の支援ネットワーク構築に着手している。

アマグロベリ氏は2024年11月、地方自治体との契約を巡る資金不正流用疑惑で起訴されたが、人権団体は「政治的弾圧」と一貫して批判。欧州評議会の専門家も捜査手続きに問題があると指摘している。現在、ジョージア国内では政権批判メディアへの圧力強化が国際的な懸念材料となっている。

メディアソース: civil.ge

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