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ジョージア、スロバキア・アイルランド・マレーシアに新大使を任命

Posted about 2 months ago by Anonymous

ジョージア外務省が3か国に新大使を任命

ジョージア(グルジア)外務省は、スロバキア、アイルランド、マレーシアに新たな大使を任命したと発表しました。スロバキアとアイルランドはEU加盟国、マレーシアは東南アジアの主要経済国であり、ジョージアの外交戦略の多角的展開が見て取れます。

スロバキア大使:経験豊かな外交官を起用

スロバキアの特命全権大使には、コンスタンティン・クヴァチャキゼ(Konstantine Kvachakidze)氏が就任しました。2000年から外務省でキャリアを積んだベテラン外交官で、2024年にはキプロス大使、欧州評議会常駐副代表を歴任。オーストリアやウィーンにおける国際機関での首席顧問経験も持ち、欧州情勢に精通しています。

アイルランド大使:元与党議員が就任

アイルランド大使には元国会議員のソフィオ・カツァラヴァ(Sopio Katsarava)氏が任命されました。与党「ジョージアの夢」時代(2016-2019年)に外交関係委員会委員長を務めましたが、2020年総選挙での完全比例代表制導入を巡り党と対立し離党。その後、2020年から2024年まで英国大使兼国際海事機関(IMO)常駐代表を務めました。

マレーシア大使:東南アジア経験者を配置

マレーシア大使にはイラクリ・アサシヴィリ(Irakli Asashvili)氏が起用されました。2018-2023年にインドネシア大使を務め、トルコではトラブゾンとイスタンブールで総領事を歴任。東南アジア地域への深い理解が評価され、2024年6月からはマレーシアで臨時代理大使を務めていました。

外交戦略の拡大を反映

今回の人事は、ジョージアがEU加盟に向けて欧州諸国との連携を強化する一方、東南アジアの新興市場との関係構築にも注力していることを示しています。特にマレーシアへの大使任命は、同国が主導する「ルックイースト政策」との協力可能性を模索する意図が垣間見えます。日本にとっては、ジョージアがアジア地域で外交ネットワークを拡大する動きが、今後の日・ジョージア関係にも好影響を与えることが期待されます。

メディアソース: geinfojp.wordpress.com

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