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ゲラ・ゲラゼ(Gela Geladze)氏が新内相に就任 コバヒゼ(Irakli Kobakhidze)首相が任命

Posted 2 months ago by Anonymous

緊急人事発令の背景

ジョージア(グルジア)の与党「グルジアの夢」は5月28日、内務大臣にゲラ・ゲラゼ氏を任命した。前任者のヴァフタング・ゴメラウリ(Vakhtang Gomelauri)氏が同日朝に辞任を表明したことを受けた緊急措置だ。イラクリ・コバヒゼ首相は辞表提出から約2時間後に開いた会見で新内相を発表した。

新内相の経歴

ゲラゼ氏は法務専門家で、内務省をはじめ教育省、司法省、検察庁、保護観察庁などで長年勤務。2025年4月からは国家保安局長官のアンリ・オハナシュヴィリ(Anri Ohanashvili)副長官を務めていた。

「グルジアの夢」政権下では以下の要職を歴任:

  • 教育副大臣(2023-2024年)
  • 内務省中央刑事警察局長(2016-2018年)
  • 保護観察庁長官(2012-2016年)

首相の発言

コバヒゼ首相は「ゲラゼ氏の指導で内務省の発展が継続され、警察官の権益が守られる」と期待を表明。ゲラゼ氏は「誇り高き警察職員と共に国民に奉仕できる名誉」と応じた。

前内相の経緯

ゴメラウリ前内相は米英などの西側諸国から制裁対象者に指定されていたものの、過去10年間で内相・国家保安局長・副首相を歴任した実力者。コバヒゼ首相は「4回の革命阻止に決定的な貢献をした」と功績を称えたが、「彼自身の決断に敬意を表す」と辞任理由に触れなかった。

政治的背景

今回の人事は、野党「統一国民運動」時代に民間企業でタバコ輸入会社のディレクターを務めていたゲラゼ氏の起用が注目される。ジョージア政府は西側との関係改善を目指す中、国際的な批判を受ける前内相の後任選びに慎重な対応を迫られていた。

メディアソース: civil.ge

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