ギオルギー・ジンチャラゼ氏がアブハジア自治共和国政府議長に就任
Posted 2 days ago by Anonymous
ジョージア政府管轄下のアブハジア自治共和国(Autonomous Republic of Abkhazia)政府の新議長に、ギオルギー・ジンチャラゼ(Giorgi Jincharadze)氏が2024年6月11日に任命されました。アブハジア自治共和国最高会議議員団が江ノスケ作業部会で信任投票を実施し、新政権の発足が正式決定されました。
前任者から引き継ぎ
ジンチャラゼ氏は、2025年6月2日に退任したレヴァン・ムガロブリシヴィリ(Levan Mgaloblishvili)前議長の後任として就任。アブハジア自治共和国政府は、国際的にはジョージア中央政府の地方行政機関として認められていますが、現地では1992年以降、ロシアの軍事支援を受けた分離主義勢力が実効支配を続けています。
豊富な行政経験を背景に
新議長のジンチャラゼ氏は公的部門と民間部門双方で長年のキャリアを有し:
- 2021-2024年: アブハジア自治共和国財務経済副大臣
- その後: 同自治共和国教育文化第一次官を歴任
- 直近: ジョージア教育科学青年省の副大臣
複数の政府機関での管理職経験が高く評価され、今回の抜擢に至りました。
今後の課題
ジンチャラゼ新議長には、分離地域の管轄権を巡る複雑な政治状況下で、教育・文化政策の推進や避難民支援の拡充が求められています。ジョージア政府は「国際法に基づく領土保全を損なわずに平和的な解決を追求する」方針を堅持しており、新体制に対する期待が集まっています。
メディアソース: civil.ge