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アルチル・コチラマザシヴィリ氏が最高裁判事に 全会一致で承認

Posted 2 months ago by Anonymous

ジョージア(グルジア)の与党「ジョージアの夢」が主導する議会は5月27日、アルチル・コチラマザシヴィリ(Archil Kochlamazashvili)氏を最高裁判事とする候補を89票の全会一致で承認しました。

20年にわたる司法界でのキャリア

コチラマザシヴィリ氏は過去20年間、ジョージアの司法行政システムでさまざまな役職を歴任しています。2011年から2015年までは司法最高評議会のメンバーを務め、その後も同評議会内で刑事事件を扱う司法倫理部門のコンサルタントを担当。2020年3月から12月まで同評議会の裁判官活動評価管理部門で勤務後、ティビリシ(Tbilisi)市裁判所の民事部判事に3年間任命されていました。

透明性懸念の中での任命

今回の最高裁判事任命は、司法任命の透明性や司法システムの独立性に対する懸念が高まる中で行われました。近年ジョージアでは裁判官人事を巡るEUからの改革要求が続いており、国際社会からは司法の政治的中立性強化が強く求められています。

複雑化する司法改革の行方

コチラマザシヴィリ氏の任命承認は、司法分野における与党の影響力が継続していることを示す象徴的な事例と見られています。欧州統合を目指すジョージアにとって、司法制度改革はEU加盟交渉開始の前提条件となっており、今後の人事動向が注目されます。

メディアソース: civil.ge

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