アナ・ドリゼ「人民のため」党が野党連合「強力なジョージア」離脱 独立活動再開へ
Posted 5 days ago by Anonymous
野党内連合に動揺広がる
ジョージアの野党勢力内で新たな動きが表面化した。アナ・ドリゼ(Ana Dolidze)党首が率いる「人民のため(Khalkhistvis)」が、野党連合「強力なジョージア(Dzlieri Sakartvelo)」からの離脱を正式に表明した。同連合には、「レロの党(Lelo)」や「自由広場運動(Tavisupali Moedani)」も参加していた。
連合離脱の背景
ドリゼ党首によれば、「人民のため」は2023年夏の議会選挙を前に連合へ参加したが、現在は独自の政治路線を追求する必要性を強調。SNSを通じ「党員や支持者の声を直接反映させるため、独立して活動を再開する」と表明した。
これに先立ち、「自由広場運動」も2024年3月に同連合を離脱しており、野党勢力内での連携の再編が続いている状況だ。ジョージア(サカルトヴェロ)では2024年10月の総選挙を控え、野党各派の動きが活発化している。
政治分析家の見解
現地メディアは今回の離脱について、「選挙戦略の違い」が最大の要因と分析。「連合内で議席配分を巡る利害対立が表面化した可能性がある」と指摘する声も上がっている。首都トビリシ(Tbilisi)における支持基盤の拡大を目指す政党間の調整が難航している実情が浮き彫りになった形だ。
今後注目されるのは、離脱した2政党がプロ欧米路線を堅持する中で、EU加盟候補国となったジョージアの政治地図にどのような影響を与えるか。与党「ジョージアの夢」に対する野党勢力の結束力が問われる局面を迎えている。
メディアソース: civil.ge