← Back to all articles

アナ・ドリゼ「人民のため」党が野党連合「強力なジョージア」離脱 独立活動再開へ

Posted about 2 months ago by Anonymous

野党内連合に動揺広がる

ジョージアの野党勢力内で新たな動きが表面化した。アナ・ドリゼ(Ana Dolidze)党首が率いる「人民のため(Khalkhistvis)」が、野党連合「強力なジョージア(Dzlieri Sakartvelo)」からの離脱を正式に表明した。同連合には、「レロの党(Lelo)」や「自由広場運動(Tavisupali Moedani)」も参加していた。

連合離脱の背景

ドリゼ党首によれば、「人民のため」は2023年夏の議会選挙を前に連合へ参加したが、現在は独自の政治路線を追求する必要性を強調。SNSを通じ「党員や支持者の声を直接反映させるため、独立して活動を再開する」と表明した。

これに先立ち、「自由広場運動」も2024年3月に同連合を離脱しており、野党勢力内での連携の再編が続いている状況だ。ジョージア(サカルトヴェロ)では2024年10月の総選挙を控え、野党各派の動きが活発化している。

政治分析家の見解

現地メディアは今回の離脱について、「選挙戦略の違い」が最大の要因と分析。「連合内で議席配分を巡る利害対立が表面化した可能性がある」と指摘する声も上がっている。首都トビリシ(Tbilisi)における支持基盤の拡大を目指す政党間の調整が難航している実情が浮き彫りになった形だ。

今後注目されるのは、離脱した2政党がプロ欧米路線を堅持する中で、EU加盟候補国となったジョージアの政治地図にどのような影響を与えるか。与党「ジョージアの夢」に対する野党勢力の結束力が問われる局面を迎えている。

メディアソース: civil.ge

そのほかの記事

ジョージア野党リーダー3名に自由制限措置 与党委員会不出頭を巡り

野党指導者に相次ぐ処分 ジョージア(グルジア)の野党「レロ(LELO)」指導者バドリ・ジャパリゼ(Badri Japaridze)に対し、6月23日に「ジョージアの夢(Georgian Dream)」… ...

選挙監視団体が反汚職局の情報要求を暴露 政府のNGO弾圧懸念

大量個人データ要求に市民団体が反発 ジョージアの選挙監視団体「サマルトリアン・アルチェヴネビ(სამართლიანი არჩევნები、Just Elections)」が6月23日、反汚職局(Ant… ...

ジョージア 2025年1-5月期対外貿易 13.3%増加 自動車輸出が成長をけん引

ジョージア(グルジア)国家統計局「サクスタト(Sakstat)」の暫定データによると、2025年1月から5月にかけての対外貿易総額は97億9000万ドル(約5兆108億円)に達し、前年同期比で13. ...
← Back to all articles
🇬🇪 ジョージア ニュース

ジョージア(旧グルジア)の最新ニュースを日本語でお届け

ジョージア国情報ジョージアの歴史ジョージアの政治ジョージアの経済ジョージアの文化

© 2025 ジョージア🇬🇪ニュース